岡山県立大学 デザイン学部 工芸工業デザイン学科 の皆様と、アンビエンテックの産学連携活動が始まりました(始まっておりました!)
記念すべき1年目の研究題目は、「ゴムチップ弾性舗装のインクルーシブな環境デザインの開発」 です!
「インクルーシブ」は、公園や遊具だけでなく、社会においても重要なキーワードです。誰しもが分かりやすく、利用しやすいデザイン。どんな外見、どんな性格でも一緒に楽しく過ごせてしまう環境。そんな遊び場、ひいては社会を目指すため、まずは我々にとって身近な床材であるゴムチップでどんなデザインならより楽しく、分かりやすく、利用しやすいか?ということを研究していきます。
先月は研究室の皆様と、我々が施工した公園施設などの視察に行き、実際の利用者の様子を観察して参りました。
その中で、工夫点、疑問点、改善点を共有したり、更に文献やインターネットでの情報を組み合わせたりして、「実際にこういうデザインはどうだろうか?」といったデザイン提案の共有を行いました。
企業にいると、どうしても「実現可能なデザイン」や「施工しやすいデザイン」を採用しがちですが、学生さんたちは真っ白な状態からアイデア作りを始めるため、思わず我々も「なるほど!たしかに!」「作るのは難しいだろうけど、おもしろい!」と膝を打つアイデアがたくさんあった共有会となりました。
これから年度末に向けて、実際の施工現場を想定した、より実用的なデザイン研究を行っていきます。そのデザインを利用することにより、利用者の動きはどう変わるのか?想定通りに遊ぶのか?施工した後も継続してデータを取ったことがないため、今から本当に楽しみです。
続報を乞うご期待くださいませ!